北方領土問題は解決できるのか?その具体的な道筋は?

 

11月14日、安倍首相はシンガポールでロシアのプーチン大統領と会談しました。

3年以内に日ロの平和条約の締結を目指すことに言及しており、2島返還があるかのような報

道もあります。

そもそも、この問題は、日ロの立場や考え方の違いが大きいです。

日本側は、当時のソ連が日ソ中立条約を破って、対日参戦して日本が無条件降伏した後に占領

した為に違法なものとする見方です。

ロシア側は、戦争の結果として、戦勝国として獲得したものとの見方であるようです。

これまでに何度も日ソで交渉をしたり、中断してきた大きな問題ですが、なぜ解決できなかっ

たのでしょうか。

解決できなかった要因と今後北方領土問題は解決できるのか、解決への具体的道筋についてみ

ていきたいと思います。

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北方領土問題はなぜ解決できなかったのか

これまで何度も日ロの間でこの問題を話し合われてきましたが、両国の溝を埋めることはでき

ませんでした。

ロシア側は、北方領土問題をカードとして利用して、日本から経済援助や極東での油田開発や

インフラ整備の為に日本の技術を欲しがってきました。

しかしロシアとの交渉で4島一括返還にするのか、まず2島先行で行い、他の島についての領

有権をどうするのかといったことで、外務省や政治家が2転3転してきました。

外交では、お互いの立場の違いを乗り越えて妥協点を見い出すことですが、外務省や政治家も

覚悟が足りなかったし、この問題から逃げていたように見えます。

外務省は、4島一括返還に拘っていたようですが、現実問題として橋本元首相がやろうとした

2島先行案がより現実的にも思えます。

しかし、自民党内でも考えがまとまっておらず、小泉元首相の時は、4島一括案に戻った為に

暗礁に乗り上げたままです。

外務省内と与党内の考えが1つの案としてまとまり、その上で一貫性のある交渉をすることが

必要でしたが、それが出来なかったことが解決できなかった要因だと思います。

 

今後北方領土問題は解決できるのか

両国の立場の違いもあるので、お互いが100%満足する解決は望めないですが、先ずは、2島

返還を実現することが大事だと思います。

これだけで終われば、国民も納得いかないと思いますが、プラスアルファとして、国後と択捉

島については、最低でも両国が自由に行き来できるようにすることが必要だと思います。

ロシアが懸念している日米安保の適用対象として米軍基地を配置しないことについては、解決

できない問題ではないと思います。

しかし、現在の新たな冷戦状態の米ロ関係では、前進できないので、米ロ関係の改善が大前提

になると思います。

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解決への具体的道筋

橋本元首相が行ったアプローチが現実的であり、問題解決への近道だと思います。

これまでの経緯を見ても、ロシアが経済的に困窮状態にある時ほど日本にとっては、いい条件

で解決できる可能性が高いので、交渉のタイミングも重要です。

そして、米ロの関係改善が実現し、米国の理解を得た上で2島先行で返還するのと同時に、他

の島の帰属問題についても明確にすることが大事です。

日本側としては、国後と択捉島については、最低でも自由に行き来できることが必要です。

安倍首相の任期もそんなに長くないので、焦ってはいけないですが、しっかり国民が納得でき

る形で問題解決して欲しいです。

 

ま と め

1.北方領土問題はなぜ解決できなかったのか

  • 外務省や政治家の覚悟が足りなかったこと
  • 1つの案にまとまらなかったこと

2.今後北方領土問題は解決できるのか

  • 米ロ関係の改善を前提として、2島先行返還とプラスアルファとして、最低でも国後と択捉島に自由に行き来できるようにすること等で解決する

3.解決への具体的道筋

  • 交渉のタイミングとしてロシアが経済的に困窮している時に行う
  • 米ロの関係改善が実現後に米国の理解の上で、2島先行返還すると同時に他の島の帰属問題も明確にする

 

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