日韓関係悪化の理由と日本政府の取るべき対策と今後について

最近の日韓関係は、戦後最悪といっていいほど悪化しております。

日韓ワールドカップが開催された頃は、かなり良好な関係だったと思いますが、なぜ、日韓関

係はよくならないのでしょうか?

元々、日韓併合という歴史的な経緯もありますが、なかなか未来志向の関係に向かうことがで

きないですね。

関係改善をする為には、両国とも努力が必要ですが、政治的問題が大きいので、政治家の外交

的努力がもっと必要になると思います。

ここでは、日韓関係悪化の理由と日本政府の取るべき対策と今後の日韓関係についてみていき

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たいと思います。

日韓関係悪化の理由

日韓関係は日韓併合の歴史的背景もありますが、なかなか良好な関係が築けないし、続かない

です。

最近の理由としては、以下のものが考えられると思います。

竹島での韓国軍の軍事訓練

昨年12月に行われた竹島周辺での韓国軍の軍事訓練は、日本の外務省も抗議したようですが、

日韓議員連盟が訪韓中に実施されました。

日本政府としても島根県の一部であり、不法に占拠されてるという認識なので、挑発とみなし

ており、関係悪化の理由となっております。

徴用工裁判の判決問題

韓国最高裁が、元徴用工や勤労挺身隊員らを巡る裁判で新日鉄住金や三菱重工に対して、賠償

を命じた判決が日韓請求権協定に違反しているということで、日本政府も困っております。

日本側からみれば、既に解決済みの問題であり、歴代の韓国政権も韓国政府の責任と認めてき

た問題なので、ちゃぶ台返しの判決に戸惑いは隠せないし、責任転嫁というのも至極当然だと

思います。

韓国海軍の海上自衛隊の哨戒機へのレーダー照射問題

韓国海軍駆逐艦が海上自衛隊のPー1哨戒機へ火器管制レーダーを照射した問題も韓国側は、未

だに認めていないし、哨戒機が低空飛行したことが原因だと批判したりしております。

謝罪がなくても、せめて照射した事実を認めて2度とないようにして欲しいですね。

韓国軍の幹部が文在寅大統領によって人事刷新されており、統制が効かなくなっているのかも

しれないです。

反日教育の影響

反日教育が続いていることも、未来志向へのネックとなっており、日韓関係悪化の大きな理由

になっていると思います。

外交交渉する上でのカードとして韓国の政治家が利用しており、支持率アップの為に反日を利

用していることも見逃せないです。

ヘイトスピーチの問題

日本側もヘイトスピーチの問題が日韓関係悪化の理由になっております。

海外からも批判されており、これは日本もそろそろ法的規制を考えるべきでしょうね。

国会でも取り上げられてますが、言論の自由が圧迫される懸念から今のところ規制の動きはな

いようです。

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日本政府の取るべき対策

日本政府としては、冷静に判断する必要がありますが、特に重要な徴用工の問題で以下のよう

な対策が求められていると思います。

2国間協議の要請

日韓請求権協定に基ずく2国間協議の要請が必要であり、日本政府も既に要請しております。

韓国側の対応が明確ではないですが、先ずは日韓での協議で問題を精査し、妥協点をみつけな

いといけないです。

これまでの外交資料を見ても、日本側に瑕疵はないと思いますが、韓国に納得してもらうのは

難しいようですね。

第3国を含む仲裁委員会の設置

2国間協議で解決しなければ、第3国を含む仲裁委員会の設置になると思います。

しかし、韓国側はこういった動きに反対のようなので、仲裁委員会の設置は無理かもしれない

です。

国際司法裁判所への提訴

日韓が話し合いでの解決を求めるなら、最終的には国際司法裁判所での決着を図るしかないで

すね。

韓国側は、以前から国際司法裁判所での決着には反対を表明しているので、ここでの決着も難

しそうです。

韓国側は勝ち目はないと理解しているので、やるまでもないとして突っぱねるのでしょう。

米国や中国に仲介してもらう

2国間での話し合いで解決できないなら、米国や中国に仲介をしてもらい、解決するという道

を模索すると思います。

朴クネさんの時も、米国のオバマ大統領に仲介してもらい関係改善を図ったことがありました

が、今回はトランプ大統領が動くかどうかは疑問です。

中国の習金平国家主席は、動くかもしれないですが、米中貿易摩擦で日本に協力してもらいた

い意向もあるので、韓国が応じない可能性が高いと思います。

ビザなし渡航の見直し

話し合いや米国や中国の仲介でも解決しなければ、日本側の経済制裁発動の可能性もあります

が、まずは、ビザなし渡航の見直しや制限が始まると思います。

この段階で、妥協点が見いだせればいいですが、韓国側が折れなければ、最終的には経済制裁

発動になると思います。

韓国への経済制裁発動

自民党内では、既に経済制裁を発動するべきだとする意見もかなりあるようです。

半導体製造に必要なフッ化水素の輸出停止やメガバンクの韓国企業への融資停止や資産凍結、

韓国製品の輸入に対する関税等が対象になりそうです。

日本企業にもダメージがあるので、出来るだけ避けるべき手段だと思います。

ただし、ここまで実際に実行するとなると、韓国経済は崩壊するかもしれないですね。

日米韓での東アジアでの安全保障体制を維持したい米国も反対すると思いますので、実現性は

殆どないと言えそうです。

日韓国交断裂

日韓関係の悪化がさらに進むと、最終的には国交断裂に進むしかないです。

日韓国交のベースになっているのが日韓請求権協定であり、日韓基本条約なので、その前提が

崩れるとやむ得ないですが、韓国側がそこまで理解してる政治家も少ないようですね。

一時的に断行してみて様子を見るということもないとは言い切れないです。

それほど日本側は深刻に受け止めてますが、韓国側とは、かなり温度差があるようです。

今後の日韓関係

今後の日韓関係は、文在寅政権が続く限りは、よくならないという諦めムードが政府与党内に

あるようです。

文在寅政権は経済政策が上手くいかず、支持率が低下してるので、反日行動はパフォーマンス

のつもりかもしれないですが、そろそろ限界だと思います。

左翼思想で周りを固め、軍部にも考えが合わない幹部を更迭しており、軍部での求心力は低下

しているようです。

北朝鮮との親密化が国内でも問題になっているようですね。

ソウルでは、文在寅大統領の退陣要求デモも頻繁に起こっており、軍部でも反感を持たれてお

り、反日で国内の目をそらすしかないのかもしれないです。

韓国の与党も朴クネ支持派と反対派に分かれ分裂状態なので、見通しが読めないです。

当分は日韓関係もよくならない見通しですが、政権が変われば、少しはましになると思います

ので、日本は未来志向の大統領が現れるのを待つしかないです。

 

ま と め

1.日韓関係悪化の理由

  • 竹島周辺での韓国軍の軍事訓練
  • 徴用工裁判の判決問題
  • 海上自衛隊哨戒機へのレーダー照射問題
  • 反日教育の影響
  • ヘイトスピーチの問題

2.日本政府の取るべき対策

  • 2国間協議の要請
  • 第3国を含む仲裁委員会の設置
  • 国際司法裁判所への提訴
  • 米国や中国に仲介をしてもらう
  • ビザなし渡航の見直しや制限
  • 韓国への経済制裁発動
  • 日韓国交断裂

3.今後の日韓関係

  • 文在寅政権が続く限りは、よくならないという諦めムードが政府与党内にある

  • 日本は未来志向の大統領が現れるのを待つしかない

 

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