プロ野球球団買収のメリットとデメリット、成功する方法について

 ZOZOの前澤社長が、プロ野球球団を持ちたい意向を表明しましたが、プロ野球球団を買収す

るには、既存の球団が売却する意思を示さないといけない為、簡単ではないです。

しかも、球団経営は誰でもできるわけではないので、球団フロントでの経験がある専門的なス

タッフを集めないといけないので、球界関係者の人脈も必要です。

ただ、従来の球団経営のやり方では、利益を出せないですが、他の業界で成功した企業が斬新

な経営手法で臨めば十分黒字化は可能だと思います。

そこで、プロ野球球団買収のメリットとデメリット、さらに球団経営が成功する方法について

みていきます。

プロ野球球団買収のメリット

　親会社の宣伝効果がある

従来からそうですが、親会社の宣伝効果があることです。

母体企業の広告塔として利用でき、本業の売り上げ増に貢献できます。

全国的に知名度も広げられ、幅広い層に需要をつくり出すことができます。

　やり方次第で利益が出せること

球団経営は簡単ではないですが、球団経営の専門家を集めてきて上手くやれば、利益が出せる

ことが大きいです。

現場の選手や球団フロントが協力して、ファンサービスを企画することで球場にファンを多く

呼び込むことが必要です。

球場を買い取ることで、球場での広告収入やテナント収入、グッズ販売で利益を得ることがで

きます。

また、ケーブルテレビ等に放映権を販売することで利益を出せます。

　親会社との相乗効果が望めること

球団が好調で優勝争いをすれば、親会社の知名度も上り、注目されることで、親会社の商品も

売上げ増につながります。

親会社も球場の年間予約シートを購入して、取引先との商談や接待に利用することで、球場へ

の観客動員数を増やしたり、ファンの人数を増やしたりすることができます。

また、球団の人気選手を親会社のイメージ戦略に活用できたりします。

プロ野球球団買収のデメリット

　球団経営が赤字になること

球団経営が赤字になることで親会社の成長戦略の足かせになること。

球団が赤字になると、親会社は宣伝・広告費という形で資金援助しますが、そのことが親会社

の経営を圧迫することになります。

　安易に球団売却ができないこと

球団買収をすると、十分に宣伝効果を上げて目的が達成されたとしても、簡単には球団経営か

ら撤退できないです。

球界の秩序を保つために、長期的ビジョンで球団経営を継続する必要があります。

球団経営に成功する方法

球団経営に成功するには、J リーグのように地域密着型の市民球団を目指すべきです。

地元のファンを増やし、球場へのリピーターになってもらう必要があります。

球場でのアトラクションやイベント企画を頻繁に行い、ファンに楽しい時間を提供する必要が

あります。

また、親会社の人事で球団経営をするのではなく、球団経営の専門家や球界人脈がある球界OB

を連れてきて、親会社とは独立した経営を目指すことが重要です。

生え抜きの選手を育成し、地元から愛される球団にすることも必要です。

常に楽しい企画を用意し、勝てなくても面白い野球をして、ファンを喜ばせなければならない

です。

ま と め

1.プロ野球球団買収のメリット

• 親会社の宣伝効果がある
• やり方次第で利益が出せる
• 親会社との相乗効果が望める

2.プロ野球球団買収のデメリット

• 球団経営が赤字になることで親会社の経営を圧迫する
• 簡単には球団経営から撤退できない

3.球団経営に成功する方法

• 地域密着型の市民球団を目指す
• 親会社の人事とは切り離して、独立した経営を目指すこと
• 常に楽しい企画を用意し、勝てなくても面白い野球をして、ファンを喜ばせる

ファンを満足させることを意識した経営をすることが大切です。