福岡国際マラソンで服部勇馬選手が優勝、好記録ラッシュの要因は?

 12月2日の福岡国際マラソンで、トヨタ自動車の服部勇馬選手が2時間7分27秒で優勝し

ました。

日本人選手の優勝は14年ぶりで、また男子マラソン界に期待の新星が現れました。

男子マラソンでは、最近、好記録が次々に出ており、2月の東京マラソンでは設楽悠太選手が

2時間6分11秒を出し、10月のシカゴでは、大迫傑選手が2時間5分50秒を出しました。

好記録がどんどん出るようになったのはなぜなんでしょうか?

ここでは、男子マラソンで好記録ラッシュの要因と東京五輪への期待についてみていきたいと

思います。

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男子マラソンで好記録ラッシュの要因

シューズの進化

ナイキやアシックス、ミズノをはじめとして、シューズメーカーの開発が進歩しており、シュ

ーズの進化が急激に進んでいることがあります。

軽くて、靴擦れがしにくかったり、反発力やクッション力も強化されており、怪我もしにくい

ものになっているようです。

また有力選手には、独自にその選手専用のモデルも開発されており、選手にとっては記録アッ

プの武器になっております。

練習方法の進化と差別化

マラソン選手のほとんどは、実業団に所属していることから、駅伝に出場しながら、マラソン

にも出場する選手が多いです。

マラソン練習に専念できないことで、マラソンの大会に向けて調整が上手くできないことが多

かったですが、最近では、マラソンに専念する選手も増えてきたことも要因だと思います。

また、どんな練習をすれば記録が向上するのかについてのデータも増え、実践できるようにな

ったことが考えられます。

更に、選手が自分に合った練習方法を取り入れるようになったことも大きいです。

報奨金の効果

日本新記録を達成した選手に対して、日本実業団陸上競技連合から1億円の報奨金が出るよう

になり、この報奨金の効果も大きかったと思います。

2月の東京マラソンで設楽悠太選手が日本新記録を出したのに続いて、10月には、シカゴマ

ラソンで大迫傑選手が日本新記録を出しました。

1億円の報奨金は、明らかに選手のモチベーションに寄与していると思います。

 

東京五輪への期待

大迫傑選手や設楽悠太選手、服部勇馬選手と東京五輪で期待ができる選手が現れました。

他にも有力な選手はいますので、お互いに切磋琢磨することで、益々、記録もよくなると思い

ます。

それぞれタイプの違う選手であることもメダルへの期待が高まります。

ケニアを中心としたアフリカ勢との実力の差は、まだ大きいですが、日本選手の記録もまだま

だ伸びる余地がありそうなので、期待が持てそうです。

何より、地元開催というメリットがあり、コースについて早い段階から熟知できることが日本

選手にとってアドバンテージになります。

来年のマラソングランドチャンピオンシップとその翌年の五輪本番まで怪我なく、ベストな状

態で臨めるようにして欲しいと思います。

 

ま と め

1.男子マラソンで好記録ラッシュの要因

  • シューズの進化
  • 練習方法の進化と差別化
  • 報奨金の効果があります

2.東京五輪への期待

  • タイプの違う選手が出てきたこと、日本選手の記録もまだまだ伸びる余地があるので期待が持てる
  • 地元開催というメリットも選手にとってアドバンテージになる

本番まで、選手たちには怪我をしないように練習に励んで欲しいです。

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