ライザップグループ70億円の赤字転落の要因と今後の見通し

 タレントを起用したテレビCMでのダイエット成功を宣伝しているライザップですが、2019年

3月期のグループでの業績予想を159億円の黒字から70億円の赤字に修正しました。

2017年から積極的に行ってきた企業買収や合併により売り上げも急激に伸びております。

本業のジムの方は順調に利益を伸ばしてますが、企業買収した企業の立て直しが上手くいかな

いこともあり、赤字転落の見通しのようです。

ここでは、本業のジムでのライザップのダイエット方法についてと、70億円の赤字転落の要

、そして今後の見通しについてみていきたいと思います。

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ライザップのダイエット方法

結果にコミットするライザップならダイエットに成功するのは、ほぼ約束されたようなイメー

ジがあります。

実際に、成功してるケースが多いと思いますが、具体的には、優秀なトレーナーとのマンツー

マンによる筋力トレーニングと糖質を抜いた食事制限にあるようです。

1人では、継続が難しいトレーニングでもトレーナーがつきっきりだと頑張れるようです。

2か月間のトレーナーの指導の下でのトレーニングと食事制限で、ダイエットは成功するよう

です。

 

ライザップの70億円の赤字転落の要因

瀬戸 健氏が2003年4月に設立した健康コーポレーションからスタートした企業でしたが、

2016年7月に商号をライザップグループ株式会社に変更し、そこから、合併・買収が積極的に

実施されております。

業績の悪化している企業を安く次々に買収をしており、これらの企業の経営の再建を行うこと

で売上規模を拡大してきましたが、再建が上手くいかない企業が出ているようです。

2018年3月期には、グループとして75社にまで拡大しており、買収費用等で有利子負債が768

億円まで達していることが経営を圧迫しているようです。

孫会長率いるソフトバンクグループや堀江氏が以前率いたライブドアも合併・買収を繰り返

し、高株価経営を行い、時価総額を伸ばすことで拡大・成長してきました。

しかし、これらの買収は、買収対象が成長性の高い企業ばかりだったのに対して、ライザップ

グループの買収企業は成長性に疑問のある企業も少なくないようです。

 

ライザップの今後の見通し

ライザップグループとしては、当面は、企業買収をストップさせるようですが、買収した企業

を精査し、再建出来そうな企業のみ残し再建が困難な企業は売り払う可能性があると思いま

す。

本業のジムの運営の方は、順調に伸びているのでフィットネス関連の事業を中心にグループを

再構築していくべきだと思います。

カルビーの会長兼CEOだった松本氏をヘッドハンテイングしたのも、買収企業の選別や立て直

しでの手腕を期待してのものだと思うので、今後は慎重に合併・買収が行われると思います。

ただ、有利子負債の額が大きいので、黒字転換には時間がかかるかもしれないですね。

 

ま と め

1.ライザップのダイエット方法

  • 優秀なトレーナーとのマンツーマンによる筋力トレーニング
  • 糖質を抜いた食事制限

2.ライザップの70億円の赤字転落の要因

  • 合併・買収が積極的に行われ、それらの企業の再建が上手くいってないこと
  • 768億円の有利子負債が経営を圧迫していること

3.ライザップの今後の見通し

  • 再建出来そうな企業のみ残し、再建が困難な企業は売り払う可能性がある
  • フィットネス関連の事業を中心にグループを再構築していくべき

 

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