エンゼルスの大谷選手がメジャーリーグの新人王を獲得しました。
ベーブ・ルースと比較された二刀流の注目度の高さや今年の成績が高く評価されたようです。
結果を出した大谷選手ですが、開幕前は、オープン戦での結果がよくなかったこともあり、マ
イナーリーグで開幕を迎えるのではないかと心配された時期もありました。
しかし、メジャーリーグのひのき舞台ですぐに結果を出して、ネガテイブな評価を払拭しまし
た。
そこで、大谷選手が今年、結果を出して成功した要因と今後の予想についてみていきたいと思
います。
目次
大谷選手が成功した要因
投手として成功した要因
オープン戦では、2試合に登板して防御率は27.00と芳しくないものでした。
前年に足の故障もあり、投球の際に踏ん張りが効かないことや、メジャーの滑るボールに適応
できてなかったことが原因だったと思います。
しかし、徐々に滑るボールにも対処していきましたし、制球を重視した投球もあり、開幕して
から安定した投球がみられました。
スプリットを多投したことと、制球もよくなったことで、160キロの速球も威力を発揮したこ
とが成功した大きな要因だったと思います。
オープン戦の段階で、首脳陣はスプリットが通用することを認識し、有効に使うことをアドバ
イスしたと思います。
打者として成功した要因
打者としては、オープン戦では32打数4安打で打率1割2分5厘でよくなかったです。
メジャーの力のあるストレートと鋭く変化するボールに対応できていなかったと思います。
コーチからのアドバイスもあったと思いますが、足を上げるのをやめて、摺り足ぎみにしてボ
ールに対してコンパクトなスイングをするようになったことが成功した最大の要因でした。
メジャーで成功したイチロー選手や松井選手も似たような対応をしていたと思います。
しかし、それだけで初対戦のメジャーの投手からヒットや本塁打を打つのは簡単ではないと思
います。
対戦する投手の配球やボールの軌道を事前にビデオで見て研究したり、同僚やコーチからのア
ドバイスもあったと思います。
そうしたことに真摯に取り組み、アドバイスをしっかり受け入れたことが結果を出せた一因に
なったと思います。
大谷選手の今後の予想
大谷選手は、6月の登板で右ひじの内側部分の側副靭帯損傷が発覚し、その後の登板で新たな
損傷が発生したことが分かり、トミー・ジョン手術を受けました。
今後、リハビリをして復帰することになりますが、リハビリの状況次第で、来シーズンの復帰
する時期が決まるようです。
来シーズンについては、リハビリをしながら、まず打者として復帰し、二刀流としての復帰は
再来年になるようです。
打者としての今後
大谷選手の来シーズンは、まず打者として5月前後に復帰すると思います。
今シーズンの終盤に本塁打を量産して、最終的には打率2割8分5厘、本塁打22本、打点61
という素晴らしい成績を残しました。
初対戦では、打てなかった投手に対してもその後に打っていることから、学習能力が高いこと
が分かります。
今シーズン結果を出した上に、注目度が高い選手なので、相手投手も研究してくるのは明らか
です。
大谷選手が苦手なコースや厳しい攻めが予想されますが、そこでどれだけ対応できるかが、彼
の正念場でもあります。
日本ハム時代に負傷した足の状態も完璧な状態に戻し、先ずは、体を万全な状態にして来シー
ズンに臨むべきです。
大谷選手の魅力は長打力ですが、アベレージを重視したバッテイングを心掛けて欲しいです。
そうすることで、バッテイングに余裕もでき、本塁打にもつながると思います。
ヤンキース時代の松井選手が実践していたスタンスでもありますが、状況に応じたバッテイン
グをすることで、結果も残せるし、チームメートや首脳陣からの信頼も高まると思います。
大谷選手は、ポテンシャルが高いので、今後も努力し続けることで来シーズン以降もかなりの
結果を出し、成功すると思います。
投手としての今後
投手としては再来年以降に復帰するようですが、再来年については、球数制限や登板数も制限
されることから、大きな期待はできないと思います。
個人的には、8勝から10勝ぐらいすれば十分だと思います。
8勝から10勝でもメジャーで勝つのは簡単ではないと思います。
日本人の投手は、年々成績が落ちる人が多いので、研究してくる相手を上回る努力が必要にな
ってきます。
球種を増やして打者に球種を絞らせないようにするのも対策の1つになると思います。
カウントを有利にして勝負できるように、制球を安定させることも大事です。
一番大切なことは、体をしっかりケアをして大きな怪我をしないことだと思います。
あとは、打者との駆け引きを経験することで、勝ち星はついてくると思います。
大きな怪我さえしなければ、大谷選手のポテンシャルを考慮すれば、今後15勝前後は、コンス
タントに勝てるようになると思います。
二刀流としての今後
二刀流としての今後については、はっきりいって予想が難しいですし、長く続けるのは難しい
と思います。
スピードとパワーが売り物のメジャーリーグなので、体への負荷は想像以上のものがあると思
います。
やはり、故障のリスクは排除できないし、シーズン中でのリタイアは十分考えられることで
す。
復帰後に1年~2年、二刀流を実践してから、再度二刀流を継続するかどうかを検討した方が
いいと思います。
二刀流としての今後については、簡単には成功できないし、首脳陣の起用方法での配慮がどの
程度あるかにもよりますが、成功するのは難しいと思います。
ま と め
大谷選手が成功した要因
1.投手として成功した要因
- スプリットを多投し、制球もよくなったこと
2.打者として成功した要因
- 足を上げるのをやめて、摺り足にしてコンパクトなスイングにしたこと
- 対戦する投手の配球やボールの軌道を研究したこと
大谷選手の今後の予想
1.打者としての今後
- 体を万全な状態にしてシーズンに臨むこととアベレージを重視したバッテイングをすること
- 状況に応じたバッテイングをすることで成功できる
2.投手としての今後
- 再来年については大きな期待できない
- その後については、球種を増やして球種を絞らせないようにしたり、制球を安定させることや、大きな怪我をしないこと、打者との駆け引きを経験することで成功できる
3.二刀流としての今後
- 体への負荷が想像以上に大きく、故障するリスクがあるので成功するのは難しい
- 1年~2年、二刀流を実践してから再検討した方がよい
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