東京福祉大学の留学生の実情と行方不明の理由と留学生受け入れの現状と問題を調べる

引用:https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E7%95%99%E5%AD%A6%E7%94%9F

東京福祉大学で約700人の留学生が行方不明になっていることが問題になっております。

3年間で1400人のベトナム人やネパール人、スリランカ人留学生が行方不明になっている為、

文部科学省や法務省入国管理局でも調査に乗り出してます。

中には、就学ビザが切れて不法残留となっている留学生もいるようです。

東京福祉大学では、平成28年度から、正規の学部へ入学する準備過程として、日本語を学ぶ外

国人を「研究生」として受け入れております。

「研究生」とは、日本語を学ぶ予備教育という目的で各大学が定員外で受け入れている留学生

であり、法的な規制はなく、各大学の判断で募集しているようです。

ここでは、東京福祉大学の留学生の実情と行方不明の理由についてや、留学生受け入れの現状

と問題についてとネットの反応についてみていきたいと思います。

 

 

東京福祉大学の留学生の実情について

行方不明になっているのは、留学生のうち殆どが研究生のようなので、研究生の実情について

みていきます。

研究生として1年間を修了し、修了試験を受ければ正規の学部に進学できることになってます

が、学部への進学できる保証はないようです。

大学側は多くの研究生を収容する為に近くのコンビニの2階やアパートや銭湯を教室として借

りております。

そこで週3日、90分の授業が3時限ずつ行われてます。

大学側の受け入れ態勢が十分でなく、計画性もないので研究生が気の毒です。

留学生の行方不明の理由

大学側は数週間登校してない研究生には、電話をしたり、自宅を訪問したり、または本国の

家族に連絡をするようですが、効果はないようです。

3か月間所在が不明になるか学費未納になると除籍になりますが、行方不明の理由はやはり経

済的事情によるもの1番の理由のようです。

研究生の学費は年間で約70万円かかりますし、入学金が10万円かかります。

国費留学生は、優遇されており返済不要の奨学金が支給される為、学業に専念できますが、研

究生はブローカーが仲介していたり、本国で借金をしてたりする為アルバイトが不可欠です。

他の理由としては、この大学では頑張っても希望が持てなくなったことです。

研究生というのは、日本語学校に就学してるのと同じなので、次のステップとして大学の正規

学部や専門学校に進むことになりますが、入学できる可能性も低いことです。

 

留学生受け入れの現状

留学生といっても、国費留学生は優遇されているので問題はないですが、それ以外の留学生や

研究生という形式の留学生については、受け入れ態勢にも問題があります。

勉強する環境が十分ではないし、特に研究生については大学側の判断で無制限に受け入れるこ

とが可能なので、学力を度外視して学費目的での受け入れが見られるのも問題です。

中には悪質なブローカーが介在してるケースも少なくなく、ブローカーへの借金返済の為に勉

学どころか、アルバイトに専念している留学生も多いことは本末転倒です。

外国人が留学ビザを得る為には、経費支弁能力が求められ、親の年収や預金がともに200万円

以上ないといけないようです。

しかし証明書類の捏造や不正が行われており、経費支弁能力がなくても留学が認められている

ことが多いのも問題です。

入管当局も、こうした不正は認識しているようですが、留学生30万人計画という政府の方針も

あり、見て見ぬふりをしているのもいけないですね。

留学生受け入れの問題

最近、急増しているベトナムやネパールからの留学生の多くは、経費支弁能力を有しておら

ず、留学生の本国からの証明書類が捏造されております。

留学斡旋ブローカーが本国の役人や銀行担当者に賄賂を払って捏造が行われております。

ブローカーへの手数料や学費で約150万円ぐらいの借金を背負って日本に来日する留学生は犠

牲者でもあります。

2008年より施行の留学生30万人計画もあり、受け入れ枠が拡大したことで、ベトナムやネパ

ール等からの留学ブームも過熱し、そこに群がるブローカーもあり問題が複雑化してます。

こうしたことが、留学生の劣悪な労働環境での低賃金労働にも関係しております。

留学生の受け入れについては、もう少し、しっかりした制度設計が必要ですが、抜け穴がある

現行制度でブローカーが介在し偽装留学生を多く生む結果になっております。

日本の私立大学の半数ぐらいは定員不足で経営難となっており、留学生の受け入れ拡大で生き

残りを図っているという現状は見直さないといけないです。

ネットの反応

 

 

 

 

 

ま と め

日本の労働力不足の問題と留学生の問題が深く関わっているようで、構造的な問題といえそう

です。

今後益々、労働力不足に直面する日本において、現場での単純労働の担い手として技能実習生

が活用されていきます。

技能実習生は約21万人いますが、働ける職種が限定されている為、それ以外の職種では留学生

が活用されており、今ではコンビニや飲食店や運送業の仕分け等では欠かせない存在です。

しかし、留学生は日本語学校には2年間在籍できますが、その後は大学の正規学部か専門学校

へ行くことで留学ビザを更新し、日本で労働に専念することになる人が多いです。

日本の私立大学も留学生達によって経営が支えられているという現状がありますが、多く矛盾

や問題を抱えているだけに留学生の制度自体を見直す必要があります。

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