昨日は、プロ野球のドラフト会議がありましたが、指名された選手はよかったですが、指名さ
れなかった選手は悔しい思いをしたと思います。
日本のプロ野球界に入るのは、本当に厳しいようです。
東大に入るより難しいという見方もありますね。
子供の頃から目指してきたプロ野球選手になるには、選手によって高卒で入団する人と、大学
や社会人を経由して入団する人がいます。
そこで、高卒でプロ入りするメリットとデメリットと大卒でプロ入りするメリットとデメリッ
トについてみていきたいと思います。
目次
高卒でプロ入りするメリット
実力があればすぐに活躍できること
プロの世界は結果がすべてなので、プロで通用する実力があれば、すぐに活躍できるというこ
とが大きなメリットですね。
早い時期から活躍できれば、長い期間、現役生活を送れますし、選手として大きく稼ぐことも
できます。
将来性が評価されてもプロ入りが実現できること
将来性が評価された場合は、今すぐに1軍で活躍できなくても、プロ入りは実現できるので
体を鍛えて、課題を克服していずれ1軍で活躍できる可能性があります。
大学に入学して、評価が下がりプロ入り出来なくなるリスクが回避できます。
結果を出せばメジャーリーグ入りの可能性も高いこと
日本のプロ野球で若いうちから実績を残せば、海外FAの権利を得る前に、ポステイングシステ
ムによってメジャーリーグ入りすることもできます。
この場合は、所属の球団との話し合いで理解を得られた場合に限られます。
高卒でプロ入りするデメリット
プロで芽が出なかった場合のつぶしが効かないこと
プロで活躍できずに引退した場合、大卒と違ってつぶしが効かないので、再就職に苦労するこ
とが考えられますね。
それなりの実績を残せば、コーチや野球解説の仕事がありますが、実績を残せなかった場合は
引退後の生活に苦労しそうです。
故障するリスクがあること
高卒でプロ入りする場合は、体も出来上がっていないケースが多いので、練習や試合中で怪我
をするリスクも高いです。
筋肉や体幹についての知識も学卒よりは少ないので、自分で正しい判断が出来ずに故障するこ
ともあるようです。
大卒でプロ入りするメリット
即戦力として活躍できること
即戦力として入団するケースが多いので、1年目から活躍できる選手が多いのがメリットだと
思います。
2~3年かかることもありますが、比較的早く1軍で活躍することが多いといえそうです。
学生野球の経験で戦術やチームプレーの理解がある
学生野球の経験で、チーム戦術やチームプレーについて学ぶ機会が多くなる為、プロ入り後の
チーム戦術やチームプレーが理解しやすくなります。
また、大卒の方が状況判断のできる選手が多いです。
プロでは、複雑なサインプレーも多い為、そういった場合でも理解力が高いです。
引退後のつぶしが効くこと
学卒でも若いうちなら、引退しても再就職でつぶしが効くことが考えられます。
野球とは、全く関係のない分野で活躍している人もいるようです。
OBとの人脈も高卒よりは大きいので、人脈を頼りにすることも出来そうです。
大卒でプロ入りするデメリット
活躍できる期間が短いこと
高卒より4年間プロ入りが遅い為、即戦力として活躍できないと、現役生活が短くなり、活躍
できる期間も短くなります。
プロの世界は、競争も激しいので、力が少しでも落ちてくると使ってもらえなくなり、1軍で
活躍できなくなるので、ピークの期間が短いといえそうです。
FA 取得やメジャーでの活躍が難しいこと
4年間遠回りした分、FA の権利の取得やメジャーへの移籍までに年齢が高くなり、その可能
性が低くなることが考えられます。
上原選手や川上選手、和田選手のような例外もありますが、選手としてピークの時期にメジャ
ーに行くのは難しそうです。
ま と め
1.高卒でプロ入りするメリット
- 実力があればすぐに活躍できること
- 将来性が評価されてもプロ入りが実現すること
- 結果を出せばメジャーリーグ入りの可能性も高いこと
2.高卒でプロ入りするデメリット
- プロで芽が出なかった場合のつぶしが効かない
- 故障するリスクがあること
3.大卒でプロ入りするメリット
- 即戦力として活躍できること
- 戦術やチームプレーの理解があること
- 引退後のつぶしが効くこと
4.大卒でプロ入りするデメリット
- 活躍できる期間が短いこと
- FA 取得やメジャーでの活躍が難しいこと
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