元プロボクサーの高山勝成選手が、アマチュア登録が認められ、東京オリンピックを目指すよ
うです。
オリンピックにおいては、今では殆どの競技でプロ選手の参加を認められてますし、ボクシン
グでも2016年からプロ選手の参加が認められました。
しかし、ボクシング競技では、プロ選手の参加が殆どおらず、リオデジャネイロ五輪でも4人
しかプロ選手の参加はなかったようです。
プロボクサーが五輪に出場しない理由についてと、デメリットについてみていきたいと思いま
す。
目次
プロボクサーが五輪に出場しない理由
ルールの違いがある為
アマチュアとプロでは、ルールが違うのでアマチュアルールに適応させるのが難しいといった
こともあります。
3分12ラウンド制のプロと、3分3ラウンド制のアマチュアでは、必然的にボクシングスタイル
も異なってきます。
プロでは、有効打が評価されやすいですが、アマチュアでは、手数が評価されますし、ポイン
トをいかに取るかが重視されます。
プロ選手の方がパンチ力は上だと思いますが、スピードや細かいテクニックでは、アマチュア
の方がレベルが高いといわれてます。
危険であること
一番の要因ともいわれているのが、プロのパンチ力が凄いので、アマチュア選手との対戦で大
怪我をさせてしまう危険があるということです。
これは、プロ側が主張してることですが、実際に試合をしてみないと相手によっては、テクニ
ックでかわしたり、クリンチで対応することもできますので、判断は難しいといえそうです。
ヘビー級だと確かに危険ですが、軽量級だと大きなリスクはないように思います。
報酬がないこと
プロ選手の場合は、ファイトマネーを貰って試合をしてるので、アマチュアの試合では報酬が
ない為、モチベーションが維持できないといったことがあります。
今では、陸上競技をはじめとして、多くの競技で賞金が出てますが、ボクシングでは賞金が出
ることは殆どないと思います。
プロ選手が五輪に出るデメリットについて
負けた場合の不名誉
プロの選手が勝っても当然とみる人は多いが、負ければこれまでの経歴に傷がつき、不名誉な
ことになることです。
戦績として永久に残るので、その後の興業や引退後の仕事にも影響することも考えられます。
メダル獲得が簡単ではないこと
プロ選手が出場となると、当然メダルを獲ることが目標だと思いますが、決して簡単ではない
ということです。
乱立している現在の世界チャンピオンのベルトを獲るよりも、オリンピックで金メダルを獲る
方が難しいといわれてます。
プロでは、チャンピオンになったり、評価が高くなると相手を選べますが、アマチュアの場合
は、誰とでも闘いますし、相手を選べないです。
ま と め
1.プロボクサーが五輪に出場しない理由
- ルールに違いがある為
- 危険であること
- 報酬がないことです。
2.プロ選手が五輪に出るデメリット
- 負けた場合の不名誉
- メダル獲得が簡単ではないこと
アマチュア側は、門戸を開いてますが、プロ側は、リスクがあって積極的ではないようです。
アマチュア側は、プロに勝てば評価も上がるし、負けても大きな損失はありませんが、プロ側
は、メダルを獲れば名誉なことですが、負ければ経歴に傷がつくのでデメリットの方が大きい
です。
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