クラシックギター名曲やポピュラーな曲、アンサンブルの楽しみ方について

 

クラシックギターの素晴らしさは、同じ曲でも弾く人によって全く違った曲のように演奏する

ことができることが大きいです。

また、クラシックギターの名曲だけにとどまらず、ピアノやバイオリンの為につくられた曲で

もギター用にアレンジして弾ける曲も多いことも魅力の一つです。

更に、アンサンブルという楽しみ方もあります。

ギターどうしに限らず、他の楽器とのセッションもとても楽しいものです。

ここではギターの楽しみ方として、ギターの名曲の楽しみ方や他の楽器の名曲の楽しみ方、ア

ンサンブルの楽しみ方についてみていきたいと思います。

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ギターの名曲の楽しみ方

クラシックギターの名曲というと、アルハンブラ宮殿の想い出が代表曲として有名です。

その他にもバリオス作曲の大聖堂やヴィラ・ロボスのプレリュード、アルベニス作曲のアスト

ウリアス等があります。

ギターの特殊奏法をマスターしないと弾けない曲もありますが、練習をすれば、多くの人がそ

れなりに弾けるようになります。

アルハンブラ宮殿の想い出の楽しみ方

この曲を弾くには、トレモロ奏法という特殊奏法をマスターしないと弾けないです。

薬指、中指、人差し指の a、m 、i の順でメロデイーを弾き、親指で伴奏部分を弾きます。

均等な速さでバランスよく弾き続けないといけないので、綺麗な音色で弾くには、何度も繰り

返し練習するしかないです。

ユーチューブでプロの演奏家の弾き方を見て研究するのもいいと思います。

アルハンブラの想い出は、32分音符のトレモロで音が途切れないように弾きますが、初めのう

ちは、ゆっくり弾いてトレモロの感覚を体得するといいと思います。

バッハやパガニーニの曲と比べると、左手で弦を押さえる方はそれほど速い移動がないので、

ハイポジションでの運指に慣れれば、思ったより簡単に弾けます。

そして、自分なりの音色や強弱やビブラートも部分的につけると自分にしかない曲として楽し

めます。

 

アストウリアスの楽しみ方

この曲は、ラスゲアードという特殊奏法をマスターしないと弾けないです。

フラメンコ奏法に近い感じですが、速いスピードで各指をずらしていくようにして弾きます。

ダイナミックに響き渡るように弾くのがポイントです。

ラスゲアードはギター教室で指導を受けたり、プロの演奏を動画で見て研究しないとできない

ですが、これさえマスターすれば、あとはアルペジオのパッセージが弾ければ弾けます。

この曲も左手の方は、殆どハイポジションに偏ってますので、運指の方はそれほど難しくない

です。

ハイテンポでダイナミックにしっかり各音を出して弾けるようになれば、楽しく弾けます。

5弦、6弦のメロデイー部分の音をしっかり出して、ラスゲアードの前にアルペジオのパッセ

ージがあり、そこまでに徐々にテンポを上げていくと完成度も上がります。

他の楽器の名曲の楽しみ方

ピアノの名曲の楽しみ方

ピアノの名曲として知られるトロイメライやノクターン、愛の夢等がありますが、ギター用に

アレンジされたものを楽しめます。

ギターならではの音色や音質も出せますし、アルペジオで美しく弾くこともできますし、弾き

ての解釈も加えて、テンポを変えたり、装飾音を加えると楽しいです。

ヴァイオリンの名曲の楽しみ方

ヴァイオリンの名曲として知られるパガニーニのカプリース24番やバッハのシャコンヌもギタ

ーならではのアレンジで楽しめます。

この2曲は難曲であり、大曲なので上記の曲より弾けるまでに時間がかかります。

スピードもあり、左手の移動も速いので諦める人が多いです。

少しずつ大きな音を出して弾けるようにし、ある程度弾けるようになると、左手はぎりぎりま

で押さえて瞬時に次のパッセージに移動するようにまでなると素晴らしいです。

難曲ですが、弾きての個性が出る曲なので、自分だけの曲として弾けるようになると楽しいで

す。原曲を少しアレンジして弾きやすいように工夫するのもいいと思います。

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アンサンブルの楽しみ方

ギターアンサンブル

ギターアンサンブルでは、二つのギターやロンドンデリーの歌、アンクラージュマン、オリエ

ンタル、ヘンデルのサラバンド等があります。

相手と息を合わせるようにし、リズムを共有しながら弾くので、ソロ演奏とは違った曲への解

釈も生まれます。

交互に強弱を付けたり、クレッシェンドを付けたり、相手を引き立たせるように弾くと楽しい

です。

他の楽器とのアンサンブル

ギターは音量が小さいので、ピアノやバイオリンとのアンサンブルは合わないです。

フルートやハープシコード、ハープ、琴などがよく合います。

相手の楽器の良さを引き出しながら、途中でパートを交代しながら弾くのも楽しいです。

アンサンブルの良さは、難曲でも簡単に弾けるところがいいです。

アルハンブラの想い出もギターで伴奏部分だけ弾き、メロデイー部分をハープや木琴で弾くと

とても簡単で、ソロ演奏とは違った曲のように弾くことができます。

アランフェス協奏曲やギター協奏曲のようにコンサートマスターとして弾くのもギター奏者と

しては最高の栄誉でもあるし、楽しいと思います。

 

ま と め

1.ギターの名曲の楽しみ方

アルハンブラ宮殿の想い出の楽しみ方

  • 32分音符のトレモロで音が途切れないように弾き、初めのうちは、ゆっくり弾いてトレモロの感覚を体得する

  • 自分なりの音色や強弱やビブラートも部分的につけると自分にしかない曲として楽しめる

アストウリアスの楽しみ方

  • ラスゲアード奏法をダイナミックに響き渡るように弾くのがポイント
  • ハイテンポでダイナミックにしっかり各音を出して弾けるようになれば、楽しく弾ける
  • 5弦、6弦のメロデイー部分の音をしっかり出して、徐々にテンポを上げていくように弾くと完成度も上がる

2.他の楽器の名曲の楽しみ方

ピアノの名曲の楽しみ方

  • ギターならではの音色や音質も出せますし、アルペジオで美しく弾くこともできる
  • 弾きての解釈も加えて、テンポを変えたり、装飾音を加えると楽しい

ヴァイオリンの名曲の楽しみ方

  • 少しずつ大きな音を出して弾けるようにする
  • 左手はぎりぎりまで押さえて瞬時に次のパッセージに移動するようにする

  • 原曲を少しアレンジして弾きやすいように工夫するのもいい

3.アンサンブルの楽しみ方

ギターアンサンブルの楽しみ方

  • 相手と息を合わせるようにし、リズムを共有しながら弾く
  • 交互に強弱を付けたり、クレッシェンドを付けたり、相手を引き立たせるように弾くと楽しい

他の楽器とのアンサンブルの楽しみ方

  • フルートやハープシコード、ハープ、琴などがよく合う
  • 相手の楽器の良さを引き出しながら、途中でパートを交代しながら弾くのも楽しい

 

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