クラシックギターの魅力は、簡単に始められ、少し練習すれば誰でも名曲が弾けるようになる
ことです。
映画でも有名な禁じられた遊びやアルハンブラ宮殿の想い出を聴いて、ギターを弾き始める人
は多いですが、まずは基礎をしっかり学ぶ必要があります。
基礎からしっかり練習していけば、6か月ぐらいで名曲の禁じられた遊びも弾けるようになり
ます。
今回は、禁じられた遊びを弾けるようになる為に必要なことについて書いていきたいと思いま
す。
目次
アポヤンド奏法のマスター
1弦を弾いた場合に、2弦にあたるようにして弾くのがアポヤンド奏法です。
メロデイーを弾く場合は、アポヤンド奏法で弾くことが多いです。
アルアイレ奏法に比べて、力強く大きな音を出すことができるのが特徴です。
アポヤンド奏法の練習方法
アポヤンド奏法の練習は、単純なことですが、先ずは1弦の開放弦(左手で弦を抑えない)で
人差し指と中指の i と m を使って交互に弾く練習です。
開放弦で弾いた後は、左手も押さえた状態で弾く練習に移行します。
この練習を1弦から6弦まで繰り返し行います。
次は、人差し指と中指と薬指の i と m と a を使って i 、m、a を順番に弾く練習です。
この練習を i と m を使った練習と同じように行います。
これが出来ると、今度は a、m、i の順番で弾く練習を同じように行います。
アポヤンド奏法で曲を弾く練習
アポヤンド奏法で曲を弾く練習は、単旋律のメロデイーだけの曲を選び練習します。
キラキラ星やドナドナ、夜汽車等簡単な曲で練習します。
アポヤンド奏法の練習は、大きく綺麗な音を出せるように練習を行います。
アルアイレ奏法のマスター
アルペジオという和音を分散して弾くイメージのものですが、これをマスターすることが必要
になります。
アルアイレ奏法は、1弦を弾いた後に2弦に触れないような弾き方です。
アルアイレ奏法の練習方法
アルペジオの練習をすることでマスターできますが、基本は3弦を i で弾き、2弦を m で弾
き、1弦を a で弾き、これを連続して、一定のテンポで弾くようにします。
これが出来るようになると、親指の p で6弦の開放弦も弾き、 p 、i、m、a の順番で連続し
て弾いていく練習をします。
禁じられた遊びを弾く為のアルペジオ練習
禁じられた遊びを弾く為には、通常のアルペジオとは逆回転で弾くので、その為の練習も必要
になります。
1弦から3弦までを a 、m 、i の順番で弾く練習をします。
これが出来るようになると、6弦の開放弦を p で弾き1弦を a で弾くのと同時に弾き、m 、i
と連続して弾きます。
また、1弦はメロデイー部分になるので、1弦だけアポヤンド奏法で弾く練習をします。
これが出来るようになると、1弦のメロデイー部分を大きく綺麗な音が出せるようにし、一定
のリズムで弾けるように練習をします。
セーハのマスター
禁じられた遊びを弾く為に一番難しいテクニックとして、セーハがあります。
バレーともいいますが、左手の人差し指で複数の弦を押さえることですが、これをマスターし
ないと禁じられた遊びは弾けないです。
はじめのうちは力を入れないと音が出ないですが、何度も練習をするうちに、力を抜いて押さ
えることができるようになり、しっかり音がでるようになります。
練習方法としては、1弦から3弦までのセーハができるように何度も繰り返し練習をします。
これが出来るようになると、1弦から4弦までのセーハの練習をし、1弦から5弦まで、1弦から
6弦までのセーハが出来るように練習をします。
アポヤンド奏法とアルアイレ奏法とセーハをマスターすれば、技術的には問題なく、禁じられ
た遊びが弾けるようになります。
禁じられた遊びを弾く為の練習曲
禁じられた遊びを弾く為に必要なテクニックが含まれる練習曲を簡単な曲から練習します。
アポヤンド奏法の練習になるタレガの涙(ラグリマ)を弾く練習をします。
この曲でアポヤンド奏法がしっかり出来るようになると、アルアイレ奏法の練習として、タレ
ガのアデリータを弾く練習をします。
アデリータは、セーハの練習にもなるので、この曲が弾けるようになると禁じられた遊びが弾
けるのは時間の問題となります。
他の曲としては、ソルの練習曲の月光を弾く練習をするといいです。
これらの曲が弾けるようになると、禁じられた遊びを弾く為の技術的な問題がなくなります。
あとは、一定のテンポでメロデイー部分をアポヤンド奏法で際立たせて、美しい音を出せるよ
うに部分的にヴィブラートを加えれば、より完成度が上がります。
ま と め
禁じられた遊びを弾けるようになる為に必要なこと
1.アポヤンド奏法のマスター
- アポヤンド奏法の練習とアポヤンド奏法で曲を弾く練習をする
2.アルアイレ奏法のマスター
- アルアイレ奏法の練習と禁じられた遊びを弾く為のアルペジオ練習をする
3.セーハのマスター
-
1弦から6弦までのセーハが出来るように練習をする
4.禁じられた遊びを弾く為の練習曲
- タレガの涙(ラグリマ)を弾く練習
-
タレガのアデリータを弾く練習
- ソルの練習曲の月光を弾く練習
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